院長のひとりごと

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2022.06.29更新

京都 四条烏丸の歯科医院 RIMO dental clinicの院長 小川智功です。

銀歯を白くしたいと患者さんがご来院されました。

初診時

 3本分のブリッジが装着されていました。銀歯を白くするにはセラミックブリッジにするしか方法はないのですが、まだむし歯になっていない未切削の部分が多かったので、この先の事を考えて治療計画書を提示しました。

治療計画書

 患者さんは怖がりの方だったので、インプラント治療は望んでおられませんでした。しかし、現状でのブリッジはデメリットがメリットを大きく上回ることや、この先のことを考えるとインプラント治療の方が予知性が高いこと、外科手術は怖いことは重々承知した上で、歯を切削することも怖いことであり、処置時間で言えば、インプラント治療の方が時間はかからないことを説明しました。患者さんはインプラント治療を選択されたので、CTシミュレーションを行い、手術計画書を提示しました。

治療計画書

 インプラント手術は患者さんは12時にお越しになり、局所麻酔後、歯のクリーニング、術前の資料採取を行いました。12:20に手術開始、12:40に縫合終了後、術後の資料採取を行い、資料を見ながら術中の説明、術後の注意事項を説明し13:00には医院を出られました。

 2ヶ月半後、2次手術を行い、仮歯装着。さらに1ヶ月程度リハビリを行った後、光学印象を行いました。

光学印象

 自身のインプラント埋入の再評価を行い、補綴物の設計を行いました。最終補綴を装着しました。1週間後にカスタムアバットメントとセラミックを装着しました。

術後

 治療前はつながっていましたが、1本ずつになったことで、清掃性も咀嚼効率も向上しました。両隣在歯はセレック治療を行いました。治療前後の比較です。

治療前後

 患者さんには勇気を出してもらいましたが、ご満足頂ける形でインプラント治療を終えることができました。患者さんはとても喜んで下さったので、良かったです。

医療広告のガイドラインに基づき、治療概要を記載致します。

治療名:インプラント治療、CEREC治療

治療内容:1本のインプラントを埋入。両隣在歯はセレック治療。仮歯作成後、光学印象、セラミッククラウン装着。

治療に際してご理解頂いたこと:局所麻酔が必要です。インプラント治療では外科処置が必要です。インプラントドリリング時、歯の切削に伴い、振動などの違和感があります。治療途中は歯を入れることができませんが、ご希望でしたら、部分義歯を作成致します。仮歯作成後は咬む感触、頬粘膜、舌に触れる感触などを慣らすために一ヶ月ほどリハビリテーションを行います。

治療後にご注意頂くこと:治癒は術後の患者さんの動向に依存する部分もあります。手術後2〜3時間は患部を良く冷やして頂いた方が腫れにくくなります。手術後当日は汗をかくような体を温める血行が良くなることは控えて、安静にして頂いた方が腫れにくくなります。2〜3日は腫れることがございます。装着している上部構造はオールセラミッククラウンなので、固い物を不意に咬んだ時に割れることもあります。しかし、中のアバットメントは全く無傷でいることが可能ですし、コンピューター内にデータがありますので、ご来院時には既に作成しているセラミッククラウンを装着できます。

施術時間:インプラント1本埋入手術約20分、2次手術5分、光学印象3分。両隣在歯のセレック治療約80分。

費用:診断料、手術基本料、1本インプラント埋入手術、光学印象、2本セラミッククラウン装着、両隣在歯のセラミック装着 約52万円

投稿者: リモデンタルクリニック

2022.06.20更新

京都 四条烏丸の歯科医院 RIMO dental clinicの院長 小川智功です。

前歯をきれいにしたいとご希望の患者さんが来院されました。
歯の咬耗、エナメル質の溶解が認められ、保険適用のコンポジットレジンでは回復できないこと、歯を切削することにはなるが歯冠修復した方が良いことを説明しました。患者さんは審美治療を選択、同意されたので治療に移行しました。

前歯部審美治療 

治療前後の比較です。患者さんは短期間での治療後の結果にとても喜んで下さいました。

治療概要を記載致します。

治療名:CEREC審美治療

治療内容:仮歯を装着し、歯髄症状、口唇の擦れ具合や咬唇がないかを観察。特に問題なく、患者さんからの訴えもなかったため、患者さんに形を同意して頂いた後に、光学印象と印象、シェードテイクを行いました。接着性セメントでの試適を行い、患者さんに色や形に変更がないのを確認の後、合着しました。

治療に際してご理解頂いたこと:生活歯なので、セラミッククラウンの治療の際に毎回局所麻酔が必要です。歯の切削に伴い、振動などの違和感があります。治療は神経を保存していくことを優先します。しかしながら、患者さんのご希望する形にするために歯の切削を進めた結果、しみる症状が出た場合は神経の処置を行うことが必要となります。

治療後にご注意頂くこと:3〜6ヶ月に1度のメンテナンスが必要です。不意に固い物を咬んだり、歯みがきがきちんとできていなくてむし歯ができたり、必要なメンテナンスの期間を超えて放置していたりするとセラミックが破折することがあります。

治療期間、回数:約1ヶ月、6回

費用:CEREC治療(6本分)約42万円

投稿者: リモデンタルクリニック

2022.06.17更新

京都 四条烏丸の歯科医院 RIMO dental clinicの院長 小川智功です。

海外在住で、日本の滞在期間中に治療を終えたいと患者さんが来院されました。

初診時

左上の一番奥がむし歯が深かったのですが、その手前2本にもむし歯がありました。奥から4番めの欠けているところはむし歯はなく、咬耗しているだけなので、経過観察としました。滞在期間が限られている中で、可能な限り通院にご協力頂くことや、通院回数を少なくするためにはセレック治療が不可欠なこと、戻った後に何か起こったとしても交通費等の負担を負いかねることを説明し、同意頂いたので、治療に移行しました。

むし歯除去

一番奥がやはりむし歯が深かったです。処置後に問題がないか可能な限り様子を見たかったので、先に手前の2本のセレック治療を行い、一番奥は何も問題がないのを十分確認したあとセレック治療に移行しました。

セレック治療

治療前後の比較です。

セレック治療

患者さんは滞在期間中、日本を旅行されたそうで、その写真も見せて頂きました。ご希望とおり治療が終了できた事も合わせて、本当に良かったです。患者さんにはとても喜んで頂きました。治療概要を記載致します。

治療名:CEREC治療

治療内容:レントゲン診断後、むし歯等を除去、覆罩し経過観察しました。異日光学印象し、同日中にセラミックで修復しました。

治療に際してご理解頂いたこと:歯の切削に伴い、振動などの違和感があります。仮歯を装着した際に、咬合痛などの違和感が生じた場合は、根管治療を行うことがあります。

治療後にご注意頂くこと:3〜6ヶ月に1度のメンテナンスが必要です。不意に固い物を咬んだり、歯みがきがきちんとできていなくてむし歯ができたり、必要なメンテナンスの期間を超えて放置していたりするとセラミックが破折することがあります。

治療回数:3回(3回ともに約1時間)

費用:CEREC治療(3本分)約14万円

投稿者: リモデンタルクリニック

2022.06.02更新

京都 四条烏丸の歯科医院 RIMO dental clinicの院長 小川智功です。

当院のスタッフは2人とも入社が6月なので、勤続祝いで皆で食事に行きました。衛生士は10年、助手は9年勤めてくれています。永く勤めてくれてありがたい限りです。

勤続祝い

 僕はスタッフの就業について、3つのことを心がけています。
① ブラックな環境で働かせない。
② ヤブな医院にならない。
③ 院長はボスではなくリーダー、スタッフは部下や従業員ではなく仲間と認識する。

① ブラック労働を強要されていると思ったら、ご家族はきっと心配でならないと思います。僕自身もスタッフも同じ人間です。労働基準法に定められた以上に就業することはありません。
 超過労働をした状態で、僕達自身が心身共に健康に、患者さんの診察や施術を行うことはできないです。
 人にとって何よりも貴重なものは時間です。僕はスタッフに「長時間仕事する人よりも、効率良く仕事する人を評価する」と伝えています。患者さんが満足しているかどうか、僕が見ていないところでどう業務を効率良く確実に行っているかが全てであり、やる気、モチベーションといった抽象的なもので評価することはないです。
 なので、医療人としての責任感ややり甲斐を掲げて、サービス残業や研修、超過勉強等を強要し、スタッフから時間や労力を搾取することはありません。
② スタッフは、患者さんにとって歯科治療においては家族より身近な第三者です。
 第三者の立場からすると、筋が通らないこと、辻褄が合わないこと、気の毒に思うことが起こる医院に勤めるのは正直しんどいと思います。
 スタッフのご家族からしても、医療従事者として社会貢献していると期待されていると思います。
 なので、筋の通らない治療費用の請求を行ったり、診断根拠が不透明な状態、患者さんが治療内容に同意されてない状態でやみくもに施術を行うことは一切ございません。
③ リモデンタルクリニックは僕と妻の理想や想いを込めた医院です。
 スタッフに意見や考えを要求し医院の何かを背負わすことは、スタッフのストレスになると考えています。僕と妻が医院の方針をリードし、スタッフは協力してくれる仲間だと捉えています。
 医院において、答えを持っているのは院長です。スタッフに「どうしたら良いんだろう。院長はどうして欲しいんだろう。」と考えさせることは時間や労力の搾取です。上司と部下の関係という観点で見た時に、部下にとってなによりのストレスなのは『出方を見られる』ことだと思っています。なので、僕がこうして欲しいと思うことは、スタッフの気配りや考えに頼らずに、速やかに答えを伝えるようにしています。

 当院ではこの9年間求人を出しておりませんが、毎年5〜6名の歯科衛生士さん、歯科助手さんの求人の問い合わせを頂いております。求人を出す際には優先的にご連絡させて頂くために、ご了承頂いた上で連絡先を控えさせておりますが、その名簿も30名を超えている状況です。
 その時々で大変恐縮しつつお断りしておりますが、当院にインスピレーションを感じてご連絡頂いたその思いは、とても嬉しく感じております。
 この先、求人を出す際には今よりももっと労働環境を整え、安心して永く勤務してもらえる医院になれるよう研鑽していきます。

投稿者: リモデンタルクリニック

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