京都 四条烏丸の歯科医院 RIMO dental clinicの院長 小川智功です。
前歯の詰め物がよく外れるのをなんとかしたいとご希望されて来院された患者さんへの施術が終わりました。
前歯は本来、オーバル(卵形)から丸みを帯びた長方形や二等辺三角形をしています。経年的な摩耗、歯ぎしりや食いしばりによる咬耗で丸みが削れて角張った四角形になり、男性的な歯になってしまいます。患者さんご自身の雰囲気や顔の形から、丸みがあるやわらかい雰囲気の歯に仕上がるように心がけました。
僕は理由なく歯を削る事はありません。歯を削ってセラミック修復を行うのは最終手段と考えており、患者さんの社会的背景や強いご希望、絶対的な同意がない限り、施術は決して行いません。この方は切端のコンポジットレジン修復が何度も外れて困っておられたこと、歯と歯の間にむし歯があり、経年的につぎはぎのような前歯になることを懸念したことで、前歯2本を施術する事に致しました。
通院回数4回、通院期間2週間かかりましたが、患者さんにはとても喜んで頂けたので良かったです。