院長のひとりごと

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2024.12.28更新

京都 四条烏丸の歯科医院 RIMO dental clinicの院長 小川智功です。

12年6ヶ月勤務してくれた衛生士が退職となりました。
 患者さんには沢山の慰労のお言葉、沢山のお心遣いを頂きました。彼女はかなりの反響に驚いていましたが、私にとっては予想通りでした。

送別会

 私は、彼女を引き留めることは一切していません。私が事業主、経営者として一番やってはいけないと考えているのは、スタッフの将来、幸せを考えない私の保身のみの『飼い殺し』です。私が注力すべきことは、まさに『Sustainable Development Goals 持続可能な発展目標』です。それは、引き留めのような後ろ向きな行動ではなくて、世の求職者に勤めたいと思ってもらえるような前向きな環境作りと普遍的な歯科医療施術の提供だと考えています。

 退職することが彼女の幸せへの一歩だと決断したのであれば、それを応援することが12年半一緒にやってきた仲間として行うことだと考えました。


 私はスタッフにとって、当院がもっと魅力的な環境になるよう尽力します。
スタッフは自分が幸せになるための手段として、当院での勤務に期待していると思います。

 患者さんも悩みや不安やコンプレックスの解消に加えて、口腔内の健康維持を当院に期待されていると感じています。私が目指す理想は、スタッフと患者さんからの期待に応えることができる医院です。


 13年前に新規オープンで求人を出した時に140名の応募者がいました。4日間で一人一人面接し、選抜した10名の二次面接を行って、3名を採用しました。お断りすることになった137名には一人一人にお詫びの手紙を書きました。


 そうやって自分なりに努力して採用したオープニングスタッフは、8ヶ月で2人退職することになりました。その際に、当院での勤務を希望してくれたのが彼女でした。

 12年前のことですが、当時の私の力不足で、約2週間、スタッフが彼女1人だけになったこともありました。私は最後に「僕が君に感謝してるのはこの数年のことじゃない。12年前に心細い気持ち、不安な気持ちにさせてしまったことは申し訳なかった。でも、あの時に1人でも辞めずに支えてくれたことが嬉しかった。君への感謝はあの時が全て。そして、今までありがとう。」と伝えました。

4人で

 今回、11年ぶりに求人を出してみて、当たり前ですが社会情勢、社会背景が大きく変化していることに気づき、とても勉強になりました。2名しかいない従業員が2名とも退職し、ゼロになるところでした。歯科衛生士の求人は約1ヶ月、歯科助手の求人は約1週間出しました。

 不安もありましたが、自分がやってきたこと、積み重ねたことを信じていました。
 短い期間で、沢山の勤務のご応募を頂きました。本当にありがとうございました。

 今回ご応募頂いた求職者の方には大変申し訳なく思っております。またの折に、お会いできることを祈念しております。
送別会
 その上で、3名の採用が決まりました。
 3つの医院様から採用の内定をもらった上で、当院での勤務を希望してくれた衛生士さん。
 11年間求人が出ていなかった当院での求人に対して、自身の予定を6ヶ月早めて当院での勤務を希望してくれた歯科助手さん。
 4年前に勤務を希望して当院に電話してきてくれた時は、お断りしたにも関わらず、恐れ多くも再度ホームページを見て当院での勤務を希望して電話してくれた衛生士さん。

 彼女達が当院での勤務にとても期待していることを痛感しています。やる気満々の3人でとても嬉しいです。

 私は、「君達の前にはいくつかの道があったと思う。人生において大切なのは、正解の道を選ぶのではなくて、選んだ道を正解にする気持ちだと僕は考えている。僕は君達の選択が正解だったことを証明してみせる。僕は日頃の姿勢、日常への考え方が、生き方や人生に影響すると考えている。だから、修正すべき点、改善すべき点は伝えるし、その時は僕の言う通りに直して。その積み重ねが君達自身の幸せにつながっていく。
どんなことがあっても、僕が君達のことを一番必要としているから。みんなで上がって行こう。」と伝えました。

 末筆にはなりますが、当院にご期待下さり、ご通院頂く患者さんには、本年も尽力できて歯科医師冥利に尽きる一年でした。
 2025年も情熱特盛、熱量マシマシ、燃焼系の医院で、臨床に邁進して参ります。
 皆様が、幸多き新年をお迎えになりますことを祈念しております。


投稿者: リモデンタルクリニック

2024.12.20更新

京都 四条烏丸の歯科医院 RIMO dental clinicの院長 小川智功です。
前歯が気になると来院された患者さんが、欠損部にはインプラント治療を行い、ラミネートベニアとセラミッククラウンで審美的に改善していくこととなりました。

初診時左の仮歯の部分の支台歯の再根管治療を行い、インプラントを埋入しました。

インプラント

インプラント埋入後の待機期間中に前歯部の治療をさらに進めました。インプラントも上部構造を作成できる時期になったので、光学印象をしました。

光学印象
問題なく上部構造が作成できることを確認したのちに、前歯部も含めてセラミックを装着して行きました。
前歯部左右の処置前後の比較です。

処置前後

前突感の改善が認められます。左右上顎中切歯はセラミッククラウン で、両側切歯はラミネートベニアで対応し、不規則な凹凸感を規則的な歯並びになるようにしました。

治療前後正面からの治療前後の比較です。患者さんは治療途中に急遽ご主人の北陸への転勤が決まり、そこからは治療をスピードアップしましたが、きちんと治療を進めて行けてよかったです。患者さんはとても喜んで下さいました。

治療名:インプラント治療、CEREC治療
治療内容:1本のインプラントを埋入。仮歯作成後、光学印象、セラミッククラウン装着。
治療に際してご理解頂いたこと:局所麻酔が必要です。インプラント治療では外科処置が必要です。インプラントドリリング時、歯の切削に伴い、振動などの違和感があります。
治療後にご注意頂くこと:治癒は術後の患者さんの動向に依存する部分もあります。手術後2〜3時間は患部を良く冷やして頂いた方が腫れにくくなります。手術後当日は汗をかくような体を温める血行が良くなることは控えて、安静にして頂いた方が腫れにくくなります。2〜3日は腫れることがございます。装着している上部構造はオールセラミッククラウンなので、固い物を不意に咬んだ時に割れることもあります。しかし、中のアバットメントは全く無傷でいることが可能ですし、コンピューター内にデータがありますので、ご来院時には既に作成しているセラミッククラウンを装着できます。
インプラント施術時間:インプラント1本埋入手術約10分、2次手術5分、光学印象5分。
治療期間:根管治療〜仮歯装着約1ヶ月半 + インプラント手術〜終了まで4ヶ月 = 約6ヶ月
費用:診断料、手術基本料、1本インプラント埋入手術、光学印象、セラミッククラウン装着 約100万円

 

投稿者: リモデンタルクリニック

2024.12.10更新

京都 四条烏丸の歯科医院 RIMO dental clinicの院長 小川智功です。

前歯が気になると患者さんが来院されました。

初診時右には経年で変色した保険適用のクラウン、前歯は同じく経年で変色した保険適用のコンポジットレジン、左は形態不良な仮歯が入っておられました。

初診時 側切歯は口蓋側に偏位していることもあり、前歯が出ているような歯並びになっていました。左は以前にセラミックブリッジを入れていたが、根管治療のために撤去することになったとのことでした。
 患者さんには左の仮歯をなんとかしなければいけないが、既に神経を抜いていることもあり、ブリッジでの対応は長持ちしにくいことや一度ダメになったセラミックブリッジで対応するのはいかがなものかと思い、治療計画書の作成を提案しました。

治療計画書左は再根管治療を行った上で、欠損部はインプラントを埋入し、単冠で対応できるようにした方が良いと提案しました。右側〜前歯にかけては両側切歯はラミネートベニア、他はクラウンで対応し、唇舌的に規則的な歯並びにしていく事はどうかと提案しました。患者さんにはインプラント治療に同意頂いたので、手術計画書を作成しました。

手術計画書患者さんは前歯の治療も同意頂いたので、治療を進めていくこととなりました。後半へ続きます。

投稿者: リモデンタルクリニック

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