院長のひとりごと

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2020.07.17更新

京都 四条烏丸の歯科医院 RIMO dental clinicの院長 小川智功です。

4年ほど前に、左上のブリッジが外れたと患者さんが来院されました。

左上脱離時

 手前の歯が歯肉に覆われて、このままでは使えない状態でした。保存していくには、矯正的に挺出させ、骨内の歯根部を歯肉の外に出すことが必要でした。患者さんに保存的処置の方針を説明し、同意頂けたので、矯正的挺出を行いました。

エクストルージョン

良好な結果が得られたので、ブリッジを被せていきました。

補綴後

それから4年近く経ち、こちらのブリッジが脱離してきました。

破折

矯正的挺出した歯の隣の歯が根破折してきました。残念ながら、保存的処置はできません。矯正的挺出した歯も割れてはおりませんが、最初に神経の処置をしてから40年以上経過していますので、内部吸収が進んでいました。保存できたとしても予知性は低いと判断しました。

 再度ブリッジで行うことはできなかったので、患者さんにそのことをお伝えしたところ、インプラント治療をご希望されたので、治療計画書を作成致しました。

治療計画書

治療計画に同意頂けたので、患歯を抜歯し、骨再生処置を行いました。骨の成熟が認められたので、CTシミュレーションを行い、手術計画を作成しました。

手術計画

手術計画に同意頂けたので、インプラント手術を行いました。

インプラント術前術後

 こちらの患者さんは、僕が副院長を務めていた時代から診させて頂いております。左下のインプラントは10年前、右下のインプラントは8年前に、僕が埋入しました。今も何事もなく経過しております。今回も、幾何学的に美しいインプラント埋入を行うことができて、歯科医師冥利に尽きます。

 患者さんは8:40にご来院され、局所麻酔、クリーニング、術前の資料採取を行い、9:10に手術開始、3本のインプラントを埋入、縫合を行い、9:40に手術終了、9:50には医院を出られました。

 歯を最後まで使うことをご希望されている患者さんなので、今後もご希望や患者さんの想いに寄り添っていきたいと思っています。

医療広告のガイドラインに基づき、治療概要を記載致します。

治療名:インプラント手術

治療内容:抜歯して骨再生後、3本のインプラントを埋入。

治療に際してご理解頂いたこと:局所麻酔が必要です。骨再生処置、インプラント治療では外科処置が必要です。インプラントドリリング時、歯の切削に伴い、振動などの違和感があります。治療途中は歯を入れることができませんが、ご希望でしたら、部分義歯を作成致します。

治療後にご注意頂くこと:治癒は術後の患者さんの動向に依存する部分もあります。手術後2〜3時間は患部を良く冷やして頂いた方が腫れにくくなります。手術後当日は汗をかくような体を温める血行が良くなることは控えて、安静にして頂いた方が腫れにくくなります。2〜3日は腫れることがございます。

手術時間:骨再生手術約50分、インプラント3本埋入手術約40分

費用:骨再処置、診断料、手術基本料、3本インプラント埋入手術(印象、上部構造等は含んでおりません) 約70万円

投稿者: リモデンタルクリニック

2020.07.08更新

京都 四条烏丸の歯科医院 RIMO dental clinicの院長 小川智功です。

左下の歯が腫れる、調子が悪いと患者さんがご来院されました。

左下初診時

 残念ながら、奥の歯は既に保存が不可能な状態でした。手前の歯をなんとか残していきたいと思い、クラウンを撤去したところ、歯根に亀裂が入っており、2本ともに保存不可能な状態でした。こちらの患者さんは当院で右下にインプラント治療を受けておられました(2018年9月7日参照)。初めてお会いした時から、この左下は長くは持たないと診断していました。その際に、すぐに抜歯が必要ということはないこと、右下も左下もインプラント治療を同時に進めると数ヶ月両奥歯がない状態になること、僕は最後まで歯を使いきった方が良いと考えていることをお伝えしていました。患者さんも定期的に受診して下さる方で、当院の方針にご賛同頂いておりました。患者さんはインプラント治療をご希望されたので、治療計画書を作成致しました。

治療計画書 治療計画に同意頂けたので、患歯を抜歯し、骨再生処置を行いました。

GBR

骨の成熟が認められたので、CTシミュレーションを行い、手術計画を作成しました。

手術計画書 

手術計画に同意頂けたので、インプラント手術を行いました。

インプラント埋入 

 患者さんは8:40にご来院され、局所麻酔、クリーニング、術前の資料採取を行い、9:10に手術開始、2本のインプラントを埋入、縫合を行い、9:40に手術終了、9:50には医院を出られました。

 インプラント埋入から2ヶ月半後に仮歯が入り、1ヶ月ほどかみ合わせのリハビリテーションを行いました。最終補綴は光学印象で作成しました。

光学印象

光学印象を行うことでアバットメントの設計も、全て僕が行うことができます。インプラント治療は技工士さんやインプラントメーカー、CTシミュレーションなど歯科医師だけでは達成できない治療ではありますが、患者さんは主治医である僕としか会うことはありません。なので、僕ができることは他人任せにしたくないと常々思っておりました。僕を頼って下さった患者さんに何かあった時、僕がその患者さんの歯のことを一番知っている存在でありたいと考えるからです。当院のセレックとインプラントメーカーがリンクしてくれて、本当に嬉しい限りです。

処置前後

これで、この患者さんの口腔内で、保存が難しいところは全てなくなりました。 歯を最後まで使うことをご希望されている患者さんなので、今後もご希望や患者さんの想いに寄り添っていきたいと思っています。

医療広告のガイドラインに基づき、治療概要を記載致します。

治療名:インプラント治療

治療内容:抜歯して骨再生後、2本のインプラントを埋入。仮歯作成後、光学印象、セラミッククラウン装着。

治療に際してご理解頂いたこと:局所麻酔が必要です。骨再生処置、インプラント治療では外科処置が必要です。インプラントドリリング時、歯の切削に伴い、振動などの違和感があります。治療途中は歯を入れることができませんが、ご希望でしたら、部分義歯を作成致します。仮歯作成後は咬む感触、頬粘膜、舌に触れる感触などを慣らすために一ヶ月ほどリハビリテーションを行います。

治療後にご注意頂くこと:治癒は術後の患者さんの動向に依存する部分もあります。手術後2〜3時間は患部を良く冷やして頂いた方が腫れにくくなります。手術後当日は汗をかくような体を温める血行が良くなることは控えて、安静にして頂いた方が腫れにくくなります。2〜3日は腫れることがございます。装着している上部構造はオールセラミッククラウンなので、固い物を不意に咬んだ時に割れることもあります。しかし、中のアバットメントは全く無傷でいることが可能ですし、コンピューター内にデータがありますので、ご来院時には既に作成しているセラミッククラウンを装着できます。

施術時間:骨再生手術約50分、インプラント2本埋入手術約40分、2次手術15分、光学印象5分

費用:骨再処置、診断料、手術基本料、2本インプラント埋入手術、光学印象、2本セラミッククラウン 約75万円

投稿者: リモデンタルクリニック

2020.07.08更新

京都 四条烏丸の歯科医院 RIMO dental clinicの院長 小川智功です。

前歯をきれいにしたいとご希望の患者さんへの施術が終わりました。下顎前歯の切端がうねるように並んでいました。矯正治療だと歯を削らなくてすみますが、並べたとしても、歯の色や切端のすり減った形状は変わらないこと、捻転歯の歯軸修正の際に下部鼓形空隙に隙間ができる可能性があることを説明しました。患者さんは歯の色も白く仕上げて、隙間ができないように形や軸を修正してほしいとのことでした。セラミック治療を説明し、同意頂いたので、治療に進みました。

下顎前歯

ホームホワイトニングも合わせて行いました。白くなった歯の色に合わせてセラミッククラウンを装着しました。患者さんはとても喜んで下さいました。

治療概要を記載致します。

治療名:CEREC審美治療

治療内容:局所麻酔を行い、歯を切削し、仮歯を装着。患者さんに形を同意して頂いた後に、光学印象と印象、シェードテイクを行いました。セラミッククラウンはいったん仮着し、実生活して頂き、装着感を患者さんに確認の後、セラミッククラウンの色や形に変更がないのを確認し合着しました。

治療に際してご理解頂いたこと:生活歯なので、治療の際に毎回局所麻酔が必要です。歯の切削に伴い、振動などの違和感があります。治療は神経を保存していくことを優先します。しかしながら、患者さんのご希望する形にするために歯の切削を進めた結果、しみる症状が出た場合は神経の処置を行うことが必要となります。

治療後にご注意頂くこと:3〜6ヶ月に1度のメンテナンスが必要です。不意に固い物を咬んだり、歯みがきがきちんとできていなくてむし歯ができたり、必要なメンテナンスの期間を超えて放置していたりするとセラミックが破折することがあります。

治療回数:6回

費用:CEREC治療(4本分)約30万円

投稿者: リモデンタルクリニック

2020.07.01更新

京都 四条烏丸の歯科医院 RIMO dental clinicの院長 小川智功です。
スタッフは2人とも6月入社なので、勤続記念にランチに行きました。当院に勤務し始めて衛生士の岡田さんは8年、受付•歯科助手の堀本さんは7年になります。

 勤続記念

 このようなご時世ですが、自身の感染予防に心がけつつ、責任感と使命感を持って業務に取り組んでくれる本当に頼りになるスタッフです。

「感染することが嫌で、自分以外の人のことを感染源としか見れないのであれば、いつでも休みなさい。自分が感染しないことが第一。それが結果として自分以外の人を守ることになるから。」と僕は彼女達に伝えていますが、緊急事態宣言期間中も彼女達が休暇を申し出ることはありませんでした。
 ご通院頂く患者さんが当院がどのように感染予防対策をしているか感じて頂ければ、それでよいと考えておりますので、詳しく当院の感染予防内容を語ることは致しませんが、待合室で他の方と長時間密になることは、開院当初から避けております。診察室は開院当初より完全個室ですので、会話の内容はもちろん治療時の飛沫が飛ぶこともございませんし、診察毎に診療台や床の拭き上げを行うことも開院当初から行っております。
 「病院はきれいで清潔なところ」なのが、当たり前だと考えているからです。
 当院では、待合室で診察のご予約をされている患者さんが並ぶことがないので、「待たされることがなく、いつも空いている」医院と認識されている方もいらっしゃることと思います。(診察のご予約をされている患者さんが待つことはございませんが、急なご来院をされる方、15分以上の遅刻をされた方は診察時間の余裕がない場合、感染予防の観点から診察をお断りすることがございます)
僕の開院当初から抱いている診療方針と信念が、今の風潮と外れていなくて良かったと感じています。

(ランチが盛り上がってしまい、今まで同様、全員での写真を撮り忘れてしまったので、写真は4年前のものです。)

今後も医院一丸となって、日々の診療に邁進していきたいと思っています。どうぞ宜しくお願い致します。

投稿者: リモデンタルクリニック

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