京都 四条烏丸の歯科医院 RIMO dental clinicの院長 小川智功です。
「天一」の日なのに、天下一品に行けてないところがイケてないと思いつつ、10月1日で47歳になりました。
スタッフからケーキでお祝いしてもらいました。
スタッフからお菓子をもらったり、患者さんからもお祝いをいただきました。
スタッフに気を遣わせないよう、私の誕生日は伝えておりませんでした。なので、びっくりしました。とっても嬉しかったです。
親になって、子供達を育てて、その子供達が2人とも中学生になっての47歳です。猪突猛進、無我夢中で臨床に研鑽し、自分を振り返る機会はほとんどなかったです。僕は子供達が、僕自身が憧れる存在になってほしいと思い、自分なりに一生懸命子供達に寄り添っていますが、親として「あの時は紙一重だったんだなぁ」と思うタイミングは沢山ありました。
京都に来て、すごいと思うご縁も出会いもありました。子供達と、その同級生達を見て思うのは、「あれ?僕の同級生も十分にすごいんじゃね?僕って同級生に恵まれてたんじゃね?」と、改めて気づかされたというか。
僕の場合、辛くしんどかったはずの高校3年生を心折れずに乗り越えれたのは、暗くしんどかったはずの大学受験浪人時代が明るく楽しかった思い出になったのは、あの時、僕の周りにいてくれた心優しい同級生のおかげでしかなかったと感じました。家族に仕事に忙しい中、会ってくれた同級生に、改めて当時のお礼、感謝が伝えたくて、同級生に連絡を取る機会が増えました。
30年前の多感な高校時代、今思うと色んな同級生がいました。その中で、『学力が全て』『成績が良い=スクールカーストの上位』的な風潮もありました。当時の私は、なんとなくその空気感が嫌で、同級生を笑かそうと馬鹿話や面白話を考えてばかりいました。彼は私の馬鹿話に特によく付き合ってくれた一人です。オチもなく勢いだけの馬鹿話だったのに、その付き合いの良さに感服します。でも、彼が付き合ってくれて『学力が全て』ではないと思えたおかげで、勝手に成績が上がっていったのも事実でした。環境って本当に大事だと感じます。福岡と京都で離れていても、数年に一度は会う機会を作ってくれて、今も馬鹿話に付き合ってくれてます。本当にありがとう。
年に1〜2回は会って、医院にクリーニングに来てくれている彼。彼と出会った全ての同級生が、彼の車好きは知っているくらいの車好きで、将来F1での仕事がしたくて、一流大手自動車メーカーに勤務していた彼。そこで今の奥様と出会い、奥様の家業を継いで、今は住職として頑張っています。私が京都に出なかったら、彼が住職になっていなかったら、ずっと会えてなかった可能性は十分あります。ご縁って不思議です。ありがとう。
彼は九州大学航空工学科出身で、私は彼に「機械科で十分だったはずなのに、ハードルの高い航空工学科に行ったのはなんで?」と質問したことがあります。彼は、「中学生の時に、F1で仕事している人間がどこの大学を出ているか全部調べたら東大か京大ばかりだった。自分が行きたかった九大で、F1で関わるには航空工学科は最低条件だったんよ。」と答えました。マジ侍です。私は彼の奥様に言った事があります。「彼はお坊さんの中でTOP3に入るハイスペックだと思います。」
高校3年時に出席番号が隣の彼は、高校時代、浪人時代の逆境を共に這い上がりました。息子の中学受験時に彼のことをよく思い出しました。「えげつなく数学ができたこと」が理由です。算数を解く息子は、理科の物理分野も得意でした。でも、彼は生物選択でした。「生物の成績が良かったのは知ってるけど、あの数学の実力があって物理選択にしてたら、もっとエグかったんじゃないかって、息子見てて思った。」と、私は彼に言いました。
彼は、「自分は医学部に行きたかったし、物理が必要だとしても大学受験までだから。その先も必要なことを考えたら生物選択だった。」と答えました。高1の時点で、それが考えれてるのがすごい。マジ侍です。
当院に12年以上ご通院頂いている患者さんのご家族が、彼の母校の教授に就任し、今も共通の話題があることにもご縁を感じています。ありがとう。
40数人のクラスで東大・京大・阪大・神大・九大に現役合格者が複数名いて、医学部医学科進学者6名って、かなりすごいと思います。それも県庁所在地ではない福岡県の大牟田市の高校で。それだけの逸材がいたことがすごい。学歴、学力が全てではありませんが、特に浪人時代を共にした同級生とは、自分を出しきったこと、やり切ったことで共感しています。私の人生でライバル視した同級生はいません。誰かよりも上回りたいと考えたことはなく、なりたい自分になるにはどうすれば良いかだけを考えてきました。同級生は僕の中で、尊敬して認め合うだけの存在です。
自分が自分に「お前はよくやってるよ。」と思えた上で、「あの時は良かった。」と絶対に思うことはないように、昨日よりも今日の自分が、今日よりも明日の自分が絶対良い自分であるように、自分を高めていきたいといつも思っています。
3月から6ヶ月程度の期間で、沢山の同級生にありがとうと感謝を改めて伝えれて嬉しかったです。
嬉しすぎてスタッフの顔がちゃんと見れませんでした。良い子達と一緒に仕事できて、今も昔も幸せです。
当院にご通院頂いている患者さんにご迷惑をおかけしないよう、健康に気をつけて情熱特盛、熱量マシマシの燃焼系の臨床家、良医を目指してまた研鑽してまいります。