院長のひとりごと

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2016.08.08更新

京都 四条烏丸の歯科医院 RIMO dental clinicの院長 小川智功です。
とれた前歯をつけてほしいと来院された患者様の治療が終わりました。
処置前

診断の後、歯と歯肉が安定した状態にならないとセラミック治療を行ったしても、同じように外れたり、割れたりする可能性があることをお話しました。患者様にもご理解頂き、4本の歯を同時に治療していくこととなりました。
かぶせを外したところ、むし歯菌による歯の腐食が進行しており、根管内にも細菌の迷入が疑われるので、再根管治療を行いました。
むし歯を徹底除去し、根管治療を終えました。論文でも歯肉から2㎜以上の歯質(フェルール)が出てないと、かぶせは外れやすくなるとの報告があります。ゴムの力を使って矯正的に歯を挺出させるエクストルージョンを行うことは最初に説明を行っており、同意頂いていたので、エクストルージョンを行いました。
元々の歯は約12㎜。あまり挺出させすぎると抜歯を行っているのと同じ状況になってしまいます。2㎜挺出させて、歯周形成外科を行いプラス1.5㎜程度、合計3㎜以上の歯質を確保することを目標にしました。
歯周形成外科処置と併せて上唇小帯の切除も行い、歯周組織の安定が認められましたので、セラミッククラウンを装着しました。
処置前後の比較です。


患者様はとても喜んで下さいました。歯医者冥利に尽きる臨床ができて嬉しかったです。
8/12(金)、13(土)、15(月)とお盆で休診いたします。なお18日(木)は午前•午後診療いたします。何かございましたら、お問い合わせフォームよりご連絡下さい。できる限り迅速に対応いたします。

投稿者: リモデンタルクリニック

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