院長のひとりごと

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2022.08.24更新

京都 四条烏丸の歯科医院 RIMO dental clinicの院長 小川智功です。

ブリッジに物が詰まると患者さんがご来院されました。

初診時

かなり古いブリッジでした。治療を行うには一時的に歯がない期間があること、保険外のブリッジでかかった費用は戻せないことを説明し、同意頂いたので、治療を行うこととなりました。

治療中

最初は手前の白い歯は触らずに奥の部分のみを治療を行なっていたのですが、手前の部分もむし歯で腐食してしまっており、治療が必要となりました。初期基本治療が終わったところで、この先の治療計画を提示しました。

治療計画書

この先、再度ブリッジでの選択を行ったとしても10年以上経つと、また同じようになる可能性はあります。前回が30年以上もったから、今回もブリッジで同じように持つとは限りません。30年前は両隣在歯は健全歯でしたが、今はむし歯が進行し、神経の処置が必要になったからです。今だから1本のインプラントで対応できますが、ブリッジが再度保存不可能になったら、今よりも10年以上年を取って体も弱った状況で、2〜3本のインプラントが必要になります。インプラントは骨粗鬆症や血栓症等を患っていないことが前提です。そうなったら部分義歯での対応しかできなくなります。以上のことを患者さんにご理解頂き、この先に「あの時やっておけばよかった」と思うことがない選択をして頂くようお願いしました。患者さんはインプラント治療を選択されましたので、手術計画を行いました。

手術計画書

 インプラント手術は患者さんは18時にお越しになり、局所麻酔後、歯のクリーニング、術前の資料採取を行いました。18:20に手術開始、18:40に縫合終了後、術後の資料採取を行い、資料を見ながら術中の説明、術後の注意事項を説明し19:00には医院を出られました。

 2ヶ月半後、2次手術を行い、仮歯装着。さらに1ヶ月程度リハビリを行った後、光学印象を行いました。

光学印象

 自身のインプラント埋入の再評価を行い、補綴物の設計を行いました。最終補綴を装着しました。1週間後にカスタムアバットメントとセラミックを装着しました。

治療後

治療前後の比較です。

治療前後

 患者さんには勇気を出してもらいましたが、ご満足頂ける形でインプラント治療を終えることができました。患者さんはとても喜んで下さったので、良かったです。

医療広告のガイドラインに基づき、治療概要を記載致します。

治療名:インプラント治療、CEREC治療

治療内容:1本のインプラントを埋入。セレック治療。仮歯作成後、光学印象、セラミッククラウン装着。

治療に際してご理解頂いたこと:局所麻酔が必要です。インプラント治療では外科処置が必要です。インプラントドリリング時、歯の切削に伴い、振動などの違和感があります。治療途中は歯を入れることができませんが、ご希望でしたら、部分義歯を作成致します。仮歯作成後は咬む感触、頬粘膜、舌に触れる感触などを慣らすために一ヶ月ほどリハビリテーションを行います。

治療後にご注意頂くこと:治癒は術後の患者さんの動向に依存する部分もあります。手術後2〜3時間は患部を良く冷やして頂いた方が腫れにくくなります。手術後当日は汗をかくような体を温める血行が良くなることは控えて、安静にして頂いた方が腫れにくくなります。2〜3日は腫れることがございます。装着している上部構造はオールセラミッククラウンなので、固い物を不意に咬んだ時に割れることもあります。しかし、中のアバットメントは全く無傷でいることが可能ですし、コンピューター内にデータがありますので、ご来院時には既に作成しているセラミッククラウンを装着できます。

施術時間:インプラント1本埋入手術約20分、2次手術5分、光学印象3分。セレック治療1本につき約60分。

費用:診断料、手術基本料、1本インプラント埋入手術、光学印象、1本のセラミック装着 約52万円

投稿者: リモデンタルクリニック

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